Events APIとは
Events APIは、Webサイト、アプリ、実店舗(オフライン)、CRM(顧客管理システム)で発生したユーザーの行動データを、サーバーから直接TikTokへ送信する計測手段。
従来の「TikTok Pixel(ブラウザ計測)」だけでは、Cookie規制やブラウザの制限により、コンバージョンの計測漏れが増えてしまう。Events APIはこれを補完し、「本来計測されるべき成果」を確実に取りこぼさないようにするための仕組み。
何をするためのソリューションか
Events APIの役割は、新しい成果を生み出すことではなく、計測の欠損やズレを減らすこと。
- ブラウザ制限による計測漏れの補完
- データ精度の向上
- 配信最適化の前提強化
といった点で、Pixelと併用されることが前提となっている。
Events APIは、計測漏れを防ぐ「守り」の役割だけでなく、配信パフォーマンスとターゲティングを改善する「攻め」のソリューションでもある。
最大の強みは、「マッチキー(暗号化されたメールアドレスや電話番号)」「自分たちの商品を買ってくれるのはこういう人だ」というAIの学習精度が飛躍的に向上。結果として、CPAの改善やROASの向上が期待できる。
なぜPixelと「併用」が必須なのか
現在、TikTokは「TikTok PixelとEvents APIの併用」を強く推奨している。
※Pixelと併用する際は、二重計測を防ぐために「イベントの重複排除」の設定が必要
- TikTok Pixel(防犯カメラ)
手軽だが、通信環境や規制の影響で見えなくなることがある。 - Events API(POSレジ)
サーバー直結なので、規制の影響を受けず確実にデータを送れる。
この2つを併用することで、「カメラで見つつ、レジのデータで答え合わせをする」強固な計測体制が作れる。
【最重要】導入時の絶対ルール「重複排除」
TikTok PixelとEvents APIを併用すると、1回の購入に対して「Pixelからの報告」と「APIからの報告」の2通が届く。
これを放置すると、成果が2倍(二重計上)になってしまうので、必ず「イベントの重複排除(Deduplication)」を設定すること。
それぞれのデータに共通の「イベントID」を付与することで、TikTok側が「これは同じ1件の成果だ」と判断し、正しく統合できる。
攻めのメリット:AIへの「英才教育」
Events APIの真価は、守りだけではない。
「マッチキー(メールアドレスや電話番号のハッシュ化データ)」を安全に送信することで、TikTok上のユーザーとのマッチング率が高まる。
より多くの、より正確なコンバージョンデータをAIに学習させることで、「自分たちの商品を買ってくれるのはこういう人だ」というAIの理解が深まり、結果としてターゲティング精度とROAS(費用対効果)が向上する。
公式情報・参考リンク
- 公式説明ページ:Events APIについて
まとめ
Events APIは、もはや「上級者向けの設定」ではなく、Cookieレス時代において、広告効果を正しく評価し、機械学習を正常に機能させるための「標準インフラ」。
開発リソースが必要な場合もあるが、Shopifyなどのパートナー連携を使えば簡単に導入可能。
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