計測・アトリビューションとは
計測・アトリビューションとは、広告成果を「誰の手柄にするか」を決めるルールのこと。
特にTikTokでは、動画を見てすぐに買う人だけでなく、「動画を見て気になり、数日後に検索して買う人(慎重な意思決定者)」が非常に多いため、測定ルールを間違えると成果を過小評価してしまう。
現在は、LTA(ラストタッチ)だけでなく、MMM(メディアミックスモデリング)やSAN(新計測基盤)を組み合わせることで、この「見えない貢献」を可視化するのが標準となっている。
なぜ「ラストタッチ(LTA)」だけではダメなのか
従来の計測(LTA)は、サッカーで言えば「ゴールを決めた選手だけを評価する」ようなもの。 しかし、TikTokの役割は多くの場合、素晴らしい「アシスト(認知・検討)」。
- 事実
TikTok経由のコンバージョンの約79%は、ラストクリックモデルでは見逃されてる(Missing Signal)。 - 対策
ゴールだけでなく、アシストも評価するために、以下の2つの技術を使う。
解決策1:SANとEVTA(技術で測る)
2025年より、TikTokはSAN(セルフアトリビューションネットワーク)へ完全移行。
これにより、クリックしなくても「6秒以上動画を見た人」がその後購入した場合、それを成果として計測する「EVTA(エンゲージビュースルー)」が可能に。「動画を見たがクリックしなかった層」の貢献を漏らさず拾えるようになった。
解決策2:MMMとの併用(統計で測る)
ラストクリック(LTA)だけを見ていると、TikTokの成果を23分の1に過小評価してしまう危険性がある。だから、全体を正しく評価できるMMMを併用すべき。LTAとMMMの「二刀流」が、2026年の計測の正解。
- LTA
日々の運用調整に使う(ボトムアップ)。 - MMM
本当の予算配分を決めるために使う(トップダウン)。
推奨される設定(ストック情報)
TikTok広告マネージャーでは、以下のアトリビューションウィンドウ設定を推奨している。
- クリックスルー(CTA): 7日間
- ビュースルー(VTA): 1日間(オン推奨)
- エンゲージビュースルー(EVTA): 1日間
まとめ
「数字が合わない」のではなく、見ている「定規」が違うだけ。
目先の刈り取り(LTA)だけでなく、MMMという「広角レンズ」を持つことで、TikTokがビジネス全体に与えている本当のインパクトが見えてくる。
![デジタル逆引き辞典 [TikTok Edition]](https://digital-gyakubiki.jp/wp-content/uploads/2026/01/digital-gyakubiki-note-header.jpg)
![デジタル逆引き辞典 [TikTok Edition]](https://digital-gyakubiki.jp/wp-content/uploads/2026/01/digital-gyakubiki-header.jpg)