アトリビューションウィンドウをどう選ぶか
アトリビューションウィンドウには、「これが正解」という決まった答えはない。
重要なのは、どの期間が正しいかではなく、何を判断したいのかに合っているか。
アトリビューションにはクリック(CTA)だけでなく、表示(VTA)や6秒以上の視聴(EVTA)が含まれる。
TikTokでは広告価値を全体的に把握するため、VTAの併用が強く推奨されている。
そもそも、ウィンドウは選ぶもの
ウィンドウは、事実を測定するためのものではなく、成果をどう解釈するかを決めるための枠。
7日、14日、30日といった数字は、正解でも不正解でもなく、判断のための前提条件に過ぎない。
判断軸①|施策の目的
まず考えるべきは、その施策で何を見たいのか。
- 即時の行動を見たい
→ 短めのウィンドウ - 認知・想起の影響を見たい
→ 長めのウィンドウ
目的が違えば、適切な期間も変わる。
判断軸②|ユーザーの行動距離
ユーザーが、
- 見てすぐ動くのか
- 一度離れてから動くのか
この行動距離によって、ウィンドウの意味は大きく変わる。
検討期間が長い行動に対して、極端に短いウィンドウを使うと、影響が見えにくくなる。
「慎重な意思決定者」は全体の71〜91%にのぼる。ゲーム(29%)や食品(24%)等の即決型を除き、多くの業種ではコンバージョンの遅延効果を考慮した設計が必要。
判断軸③|評価のタイミング
- 日次で判断したいのか
- 週次・月次で判断したいのか
評価のタイミングによっても、適切なウィンドウは変わる。
短期判断を求められる場面では、長すぎるウィンドウが説明のノイズになることもある。
迷ったときの考え方
迷った場合は、次の順で考えると整理しやすい。
- 何を評価したい施策か
- ユーザー行動は即時か遅延か
- いつ判断する必要があるか
この3点が揃えば、ウィンドウの選択理由は説明できる。
「ラストタッチ(LTA)だけではストーリーの一部分しか見えない」ことを念頭に置き、MMM(メディアミックスモデリング)のような包括的な計測視点も検討。
ウィンドウは固定しなくていい
施策やフェーズが変われば、ウィンドウを変えるのは自然なこと。
「以前と違う設定を使っている」こと自体が問題なのではなく、理由なく使い続けることが問題になる。
メモ
- ウィンドウに正解はない
- 判断したい内容に合わせて選ぶ
- 目的・行動・タイミングで考える
- 設定理由を説明できることが重要
- iOSアプリキャンペーン(SKAN 4.0)では、最大35日間までの3つのウィンドウを活用して、より長期的なLTVを理解することが可能
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