Pangleとは
Pangle(パングル)は、TikTok for Businessが提供する、アプリ向けの公式アドネットワーク。
TikTok以外にも、
- ゲーム
- マンガ
- ツール
- ライフスタイル系アプリ
など、ユーザーが日常的に使っている多様なアプリ面に広告を配信できる。
グローバルでは、1日あたり約29億人規模のアクティブユーザーにリーチ可能とされており、「TikTokの中」だけでは取り切れない獲得機会を補完する役割を担う。
重要なのは、単なる外部配信ネットワークではなく、
- TikTokで培われたターゲティング
- AIによるユーザー予測
を活かし、「継続して使われる可能性が高いユーザー」を選別して獲得する設計になっている点。
なぜPangleが必要なのか
① リーチの補完とコスト効率
ユーザーは、常にTikTokを開いているわけではない。
Pangleを使うことで、
- TikTokを開かない時間帯
- そもそもTikTokを使っていない層
にもアプローチが可能になる。
一般的に、TikTokインフィード広告と比べて単価が抑えられ、CPA(獲得単価)が安定しやすい傾向がある。
② 視聴完了率とエンゲージメントを高める設計
Pangleでは、配信面に応じた広告フォーマットが用意されている。
- 動画リワード広告
→ 報酬をフックに、完全視聴を促す - プレイアブル広告
→ インストール前に体験させ、ミスマッチを防ぐ
単に「表示される」だけでなく、ユーザーの能動的なアクションを前提に設計されている点が特徴。
③ 「質」を担保するための仕組み
Pangleでは、無効なトラフィックや悪意のある挙動を排除するために、厳格なトラフィックセキュリティシステムが導入されている。
- 不正トラフィックのリアルタイム検知
- 問題のあるアプリ配信面の排除
これにより、広告費の透明性と獲得品質を担保しやすくなっている。
活用までの基本的な流れ
① 配信先の選択
広告マネージャーのプレースメント設定で、Pangleを含めて配信する。
Tip|Smart+キャンペーンを活用する
Smart+(スマートプラス)キャンペーンを使うと、AIがTikTok面とPangle面を自動で配分し、全体として最適なCPAになるよう調整してくれる。
「Pangleだけを切り分けて検証する前段」としても有効。
② クリエイティブの最適化
Pangleでは、
- 縦型
- 横型
- 正方形
など、複数アスペクト比の素材を用意することで配信面を最大化できる。
TikTok特有の文脈だけでなく、他アプリのUIに馴染む見せ方も意識すると効果が安定。
③ リテンション最適化(RO)の活用
アプリ案件では、インストール数だけを追うと、「すぐ離脱するユーザー」が増えがち。
Pangleでは、リテンション最適化(RO:Retention Optimization)を選択することで、
- 翌日
- 7日後
も継続して利用する可能性が高いユーザーを、AIが予測して入札。
結果として、LTV(顧客生涯価値)の改善につながりやすくなる。
運用時のチェックポイント
① クリエイティブの「浮き」に注意
TikTok向けに最適化された素材だけでなく、
- テキスト情報が多め
- 説明的
- 汎用的
な素材もセットで用意すると、Pangle面での違和感を抑えられる。
② 「定着」はAIに任せる
Pangle活用の分かれ目は、インストール数を見るか、定着を見るか。
RO(リテンション最適化)を前提に、量と質のバランスをAIに任せられるかどうかが、運用成果を左右する。
まとめ
Pangleは、「TikTokの代替」ではなく「TikTokの外側を拡張するための公式手段」。
「TikTokの中だけで獲得しきれない」と感じたタイミングで、自然に次の選択肢として検討される存在。
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